浜松の小さな生き物たち
- 2017/08/10
- 13:45
浜松に引越して来て一年。
一年前まで住んでいた東京とは違うなぁ、と感じる部分は多々ある。
その中で、目に付くのが「小さな生き物」の多さ。
例えば、道を歩いていると小さなカニが道の端を歩いていたりする。妹の家には屋根と雨どいの間のリスの巣があって、リスの赤ちゃんもいるらしい。
カエルも多い。
下の写真は、先日、郵便ポストの上で暑さに耐えていたカエル君。親切のつもりで少し水を掛けたら、ビックリしたのか大きく飛び跳ねてどこかに行ってしまった。

※水分の蒸発を防ぐため、体表面積を最小にして暑さに耐えているカエル君。もう少し涼しい場所を選べばいいのに……
ベランダ(2F)の排水溝にカエル君がいたこともあった。
僕が子供の頃、オタマジャクシやカエルは、どこにでも沢山いた。
人間に害を加えないことや、その可愛らしいルックスが災いして、ヤンチャなガキに捕まえられてオモチャにされる可哀想なカエル君が後を絶たなかったけど……
しかし、以前住んでいた世田谷代田付近ではカエルを見かけることは稀だった。
僕の住んでいたアパートからそれほど遠くない場所に、その昔、坂口安吾が代用教員をしていたという代沢小学校があった。
安吾の文章を読むと、彼が代用教員を勤めていた当時(大正14年頃)、その小学校の周囲は一面の田んぼだったらしい。恐らくその頃は、世田谷代田近辺でも、夜な夜なカエルの大合唱が聞こえたのではないだろうか?
東京で、見ることが少なくなってしまった生き物はカエルだけではない。
昔は、春先には沢山飛んでいた、モンシロチョウやアゲハチョウも見なくなった。
夏の夕暮れに儚く点滅していたホタルの光も見なくなった。
秋にはたくさん聞こえた虫の鳴き声も聞かなくなった(ちなみに、アメリカでは秋にコオロギや鈴虫が鳴くと、『うるさい!』と言って、殺虫剤を撒いて『駆除』するそうです。やっぱり肉しか食わない連中に『風情』なんて言葉は通用しないのかな?)。
だが、今、住んでいる浜松には、子供の頃に見た懐かしい生き物が沢山いる。
ただし、カエルや蝶のように「人間の好きな生き物」がいるということは、「人間の嫌いな生き物」も沢山いるということだ。
浜松に来て、「東京と違うなあ!」と驚くのは、ドラッグストアの「害虫駆除商品」のコーナーの大きさとラインナップの多さだ。
僕は浜松に来て、初めて「小バエ」というものを見た(以前から存在は知っていたが、自分の部屋で何匹も見るのは初めてだった)。当然、小バエホイホイ的な商品を買って駆除した(え? 風情を解してない?)。
それと、最近、変な虫に刺されて困っている。
僕は、インドや東南アジアで、ありとあらゆる虫に刺された経験があるのだが、その経験からいうと、これは「ダニ系」の虫ではないかと思う(本当は足を刺されて、赤く腫れた痕の写真を掲載しようかと思ったのだが、オッサンの虫刺されの痕の写真なんて、誰も見たくないので止めた)。
布団にいるのか?と思って、毎日、布団を干したり、シーツを洗濯したりするのだが、いなくなる気配がない。
となると、畳の中にいるのだろうか?
先日書いた「痒みの質が異なる蚊」も、実は蚊ではなくて、別の虫なのかもしれない。
蚤?
書いておくが、僕は一人暮らしのオッサンにしては、掃除も洗濯もマメにする方だ……と、自分では思っている。
困ったなあ…… まあ、人間にとって都合の良い生き物だけではなくて、都合の悪い生き物もいるから「豊かな自然」なんだけど……
一年前まで住んでいた東京とは違うなぁ、と感じる部分は多々ある。
その中で、目に付くのが「小さな生き物」の多さ。
例えば、道を歩いていると小さなカニが道の端を歩いていたりする。妹の家には屋根と雨どいの間のリスの巣があって、リスの赤ちゃんもいるらしい。
カエルも多い。
下の写真は、先日、郵便ポストの上で暑さに耐えていたカエル君。親切のつもりで少し水を掛けたら、ビックリしたのか大きく飛び跳ねてどこかに行ってしまった。

※水分の蒸発を防ぐため、体表面積を最小にして暑さに耐えているカエル君。もう少し涼しい場所を選べばいいのに……
ベランダ(2F)の排水溝にカエル君がいたこともあった。
僕が子供の頃、オタマジャクシやカエルは、どこにでも沢山いた。
人間に害を加えないことや、その可愛らしいルックスが災いして、ヤンチャなガキに捕まえられてオモチャにされる可哀想なカエル君が後を絶たなかったけど……
しかし、以前住んでいた世田谷代田付近ではカエルを見かけることは稀だった。
僕の住んでいたアパートからそれほど遠くない場所に、その昔、坂口安吾が代用教員をしていたという代沢小学校があった。
安吾の文章を読むと、彼が代用教員を勤めていた当時(大正14年頃)、その小学校の周囲は一面の田んぼだったらしい。恐らくその頃は、世田谷代田近辺でも、夜な夜なカエルの大合唱が聞こえたのではないだろうか?
東京で、見ることが少なくなってしまった生き物はカエルだけではない。
昔は、春先には沢山飛んでいた、モンシロチョウやアゲハチョウも見なくなった。
夏の夕暮れに儚く点滅していたホタルの光も見なくなった。
秋にはたくさん聞こえた虫の鳴き声も聞かなくなった(ちなみに、アメリカでは秋にコオロギや鈴虫が鳴くと、『うるさい!』と言って、殺虫剤を撒いて『駆除』するそうです。やっぱり肉しか食わない連中に『風情』なんて言葉は通用しないのかな?)。
だが、今、住んでいる浜松には、子供の頃に見た懐かしい生き物が沢山いる。
ただし、カエルや蝶のように「人間の好きな生き物」がいるということは、「人間の嫌いな生き物」も沢山いるということだ。
浜松に来て、「東京と違うなあ!」と驚くのは、ドラッグストアの「害虫駆除商品」のコーナーの大きさとラインナップの多さだ。
僕は浜松に来て、初めて「小バエ」というものを見た(以前から存在は知っていたが、自分の部屋で何匹も見るのは初めてだった)。当然、小バエホイホイ的な商品を買って駆除した(え? 風情を解してない?)。
それと、最近、変な虫に刺されて困っている。
僕は、インドや東南アジアで、ありとあらゆる虫に刺された経験があるのだが、その経験からいうと、これは「ダニ系」の虫ではないかと思う(本当は足を刺されて、赤く腫れた痕の写真を掲載しようかと思ったのだが、オッサンの虫刺されの痕の写真なんて、誰も見たくないので止めた)。
布団にいるのか?と思って、毎日、布団を干したり、シーツを洗濯したりするのだが、いなくなる気配がない。
となると、畳の中にいるのだろうか?
先日書いた「痒みの質が異なる蚊」も、実は蚊ではなくて、別の虫なのかもしれない。
蚤?
書いておくが、僕は一人暮らしのオッサンにしては、掃除も洗濯もマメにする方だ……と、自分では思っている。
困ったなあ…… まあ、人間にとって都合の良い生き物だけではなくて、都合の悪い生き物もいるから「豊かな自然」なんだけど……
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