冬のウナギ
- 2016/07/30
- 21:12

今日は土用の丑の日だ。聞けば、年間に消費される鰻の6割だか7割が、この土用の丑の日前後に消費されるらしい。今日、近所の鰻屋の前にも行列が出来ていた。これは良く知られた事実だが、「土用の丑の日には鰻を食べよう」というキャッチコピーは平賀源内が考え出したものらしい。しかし、これはあまり知られていないが、鰻が一番美味いのは実は冬だという。よく考えてみると、北海道の魚が美味いように、魚は寒い場所、寒い時期に...
津久井やまゆり園の事件が我々に突き付ける課題
- 2016/07/28
- 21:10

皆さんも御存知の通り、相模原の障害者施設、津久井やまゆり園で凄惨な事件が起きた。事件から時間が経つにつれて、色々な事実が判明して来ている。事件の詳細や犯人の言動が判るにつれ「酷すぎる……」と思う。吐き気すら感じることもある。特に、植松容疑者の、移送される車の中での満足そうなニヤケ顔がテレビに何度も映された時は、食道に冷たい金属の棒を突っ込まれたような感触を覚え、本当に気分が悪くなった。現状では、その...
万引きは犯罪なんだけど……
- 2016/07/26
- 16:41

朝から、障害者施設で19人が殺害されたニュースがメディアを騒がせているが、そんな騒ぎの中、ヒロシ&キーボー(『三年目の浮気』↓を歌っていたデュオ)のキーボー(女性の方:山田喜代子容疑者 )が万引きで逮捕されたというニュースが小さく報じられていた。コンビニで1600円相当の化粧品を万引きしたらしい。いつもなら「フ~ン」と聞き流してしまうニュースなのだが、山田容疑者の現状を聞いていて、何となく気の毒になった。...
鬱病患者は自殺を考えるか?(その2)
- 2016/07/21
- 17:12

この一週間ほど、「引越しをする」ということを、色々な知り合いに連絡している。久し振りに話す人間もいて、思わぬ長電話になることもある。その久し振りに話した女性との長電話で聞いた話。その女性が言うには「私の知り合いで、鬱病になって、自殺しなかったのはあなた(僕)だけだ」ということらしい。聞いてみると、彼女の知り合いで鬱病を患った人間は4人いて、一人(男性)は自宅のクローゼットの中で首を吊って自殺、一人...
引っ越しの準備 : 本の処分
- 2016/07/17
- 22:42

前回のCDに続いて、今日は本棚の整理。全ての本を一度本棚から引っ張り出して、埃をはらい、この先、読まないであろう本を処分。後、溜まった雑誌も処分。日本における著作権は、基本的に著作者の死後50年で消滅し、PD(Public Domain/パブリックドメイン:著作権が発生しない状態)になるので、古い文学作品などは青空文庫などで無料で読める。僕の本棚の中では、夏目漱石、芥川龍之介、坂口安吾あたりの作品が既にPDで、川端康...
引っ越しの準備 : ようやくデジタル化の時代?
- 2016/07/15
- 20:12

来月の初旬に引っ越しが決まった。ここまで、このブログには「静岡」としか書いて来なかったけど、両親が住んでいるのは浜松です。当然、僕の引っ越し先も浜松です。そんな訳で、そろりそろりと引っ越しの準備を始めている。今日、半日ほどかけてCDを聴く頻度に分けて箱詰めした結果、段ボールの箱が、7箱詰みあがった。大まかな計算だが、一箱に170枚から180枚のCDが入ったので、全部で1200枚くらいという計算になる。先日購入し...
母の認知症(その70) : とと姉ちゃん
- 2016/07/12
- 19:43

実家に滞在中に書こうと思っていたのが、時間が無くて書けなかった話。今年、何十年ぶりかで、朝の連続テレビ小説を観ている。最後に観た記憶があるのは、「鳩子の海」↓だから、もう、40年以上観てなていかったことになる。そもそもシリーズ物のドラマをあまり観ない上に、朝の8時という時間にテレビを観る習慣が長くなかったので、気付けば40年以上観ていなかった。しかし、「とと姉ちゃん」は、たまたま4月の頭に実家に戻って、...
選挙のたびに思うこと
- 2016/07/10
- 18:11

今日は、参議院議員選挙の投票日。選挙のたびに思うのだが、一体、何を基準に誰を選べば良いのだろう?「今頃、何をマヌケなことを言っているんだ!」とお叱りを受けそうだが、選挙のたびにいつもそう思う。立候補者や政党は、テレビの政見放送や、選挙公報や、街頭演説や、ポスターや、ホームページや……で、それぞれの「政治的ヴィジョン」や「選挙公約」を披露する訳だが、それは政治家の「一部を切り取った情報」、しかも政治家...
母の認知症(番外編:その5) : 引っ越しは決まったけれど
- 2016/07/09
- 10:40
一昨日、東京に戻って来た。8日間、実家に滞在して疲れが溜まったのか、帰りの新幹線に乗ってすぐに眠り込んでしまって、本来なら品川で降りるところを終点の東京まで乗り越してしまった。一駅だけだが、新幹線で乗り越しをしたのは生まれて初めてだ。さらに、そのまま自室に戻って、晩飯も食わずに翌朝まで眠ってしまった。この一週間ほど続いた、うだるような暑さによる疲れもあるのだろうが、両親と一緒に生活することでの独特...
母の認知症(番外編 : その4) : 父の誕生日
- 2016/07/05
- 23:27

今日は、父の誕生日。父は今日で88歳、米寿を迎える。まあ、88歳にもなってケーキにロウソクを立てて「♪ハッピバースデイトゥ~ユ~」でもないだろうと思ったので、昼間、沼津まで車を飛ばして、父の唯一の好きな店「浜焼きしんちゃん」で昼飯を食べた。 ©Coccote誰しも、子供の頃は、誕生日が巡って来て、自分が一つ大人に近づくことが嬉しくて仕方な...
母の認知症(その69) : 老人と暮らすことの難しさ
- 2016/07/04
- 23:01

今回の帰省で、僕が「実家近くに部屋を借りようとしている」という話を読んで、「両親と一緒に住めばいいのに」と思った方もいるかもしれない。僕も、最初はそれを考えた。両親が現在住んでいる家には、あと一人の人間が住めるくらいのスペースは十分にある。しかし、実家に戻るたびに、「老人と一緒に暮らすことは難しい」と感じることが多い。例えば、ここ一週間ほど日本を覆っているこの「暑さ」に対する感じ方の違い。 ...
母の認知症(その68) : 尿意と暑さの関係
- 2016/07/03
- 23:00

前回も書いたように、今、僕は実家に戻っている。今回、母の様子は比較的安定しているようで、昨日言ったことを忘れたり、突拍子もない妄想で周囲を振り回したり……といったことはない(今のところ)。今回の帰省は、実家近くに引っ越すための部屋探しも兼ねているので、いつものように泊りがけのドライブ旅行などはスケジュールに入れていない。しかし、僕が帰ると、父母ともに「どこかにドライブに行けること」を楽しみにしている...
母の認知症(その67) : おふくろの味
- 2016/07/02
- 07:59

昨日、父と母と三人で晩飯を食べていた時の話。「ホッケ定食」↓を食べていた父が、「子供の頃に『美味しい』と思って食べたもの(ホッケ)は一生美味いもんだな」と言った。北海道生まれの父にとって「ホッケ」や「ニシン」は、子供の頃の思い出の味らしく、ホッケのメニューのある店では必ずホッケを注文している。ニシンもあれば頼むのだろうが、ニシンがおいてある店は東京や静岡では少ない。ホッケは値段の割には身が大きいの...